騙されやすい!?

慌ただしかったお盆も終わり、ここのところ朝夕涼しくなりました。おかげで散歩も暗くならない時間に行けて助かっています。

きのうは、ネット記事(怪しげなサイトではなく、ごく普通の記事)を見ている最中に、いきなりWindowsの偽のシステム警告が現れ、まんまと騙されるところでした。

「Windowsのシステムファイルが古くなっていて、システムが壊れていることが検出されました。ファイルは○○秒で削除されます。下の更新ボタンをクリックして、最新のソフトをインストールしてスキャンし、ファイルが保護されていることを確認してください。」というもの。

つい、更新ボタンを押してしまったのですが、そのうちWindows10のPC修理というダウンロードページが開きました。そこで無料のインストールをすると、今度は、有料のソフトウェアの購入の画面に切り替わりました。私の場合、有料ソフトの販売の画面に切り替わった時点で、なんか変だなと思い、すんでのところで金銭的な被害には会わなくてすみました。でも本当に腹立たしい思いをしました。もし、仕事で給与計算などをしているほうのパソコンだったらと思うだけで、ゾッとします。

この類の詐欺警告を「ダウンロード爆弾」というらしいです。そこで無料のインストールをすると、様々なウイルスが入りこんだり、有料のソフトウェアを買わせるものらしいです。情報弱者が引っ掛かりやすいとのことで、そうすると私もめでたく情報弱者に認定されてしまったということですね。😞

最近、事務所にもNTT東日本の代理店をかたったり、電気料金が安くなるなどと言った詐欺的な営業の電話も増えてきました。

また、近頃のオレオレ詐欺や架空請求は本当に巧妙になって来ていて、新聞では連日、お年寄りだけでなく若い人までもが騙されています。私自身も、年をとって判断能力が落ちてしまったら、あっさり騙されてしまいそうです。騙されると、財産的な被害はもちろんのこと、人が信用できなくなってしまう心の傷もかなり痛いのではないでしょうか。

秋田県では、いまだになかなか利用者が増えないのですが、成年後見制度を使って誰かを守るという意義は、こんなところにもあるのではないかと、あらためて考えさせられる出来事でした。