今年も8月5日から7日までの七夕絵灯ろうまつりに飾る絵が完成しました。
今年も、例年のごとく2枚とも佃喜翔先生の模写です


一枚目は、映画「国宝」にインスパイアされ、歌舞伎の白浪五人男のひとり「弁天小僧菊之助」を描かせてもらいました。白波五人男は5人の盗賊が主人公で現代の戦隊ヒーローにも影響を与えた演目なんだそうです。弁天小僧菊之助が武家のお嬢様に化け、ゆすりに入った呉服屋で正体がばれ、開き直って片肌ぬいで入れ墨を見せながら啖呵を切っている場面です。



何といっても見せどころは、見事な入れ墨で、細かいわりに結構楽しんで描くことができました。実は一番苦労したのが背景で、濃い色を塗ると筆ムラが出てしまい、何度も塗り重ねてなんとかここまで頑張りました。持っているキセルも目立たなかったので、ロウを入れて光らせようかとも思いましたが、色を入れてしまった後は、ロウがうまく入らないことが多いので、本来キセルから煙はあまり出ないらしいのですが、少し煙で強調させてもらいました。



元絵には、セリフも描かれていませんが、これがないと何の絵かわからないので、啖呵を切るときの有名な最初と最後の部分だけ、抜き出して加えさせていただきました。額に切り傷も入れ、もっとやさぐれ感を出したほうが良かったかなと思いつつ、ちょっとかわいい弁天小僧菊之助が仕上がりました。喜翔先生、アレンジしてしまい申し訳ありません。
二枚目は、可憐な感じに惹かれ描いてみたくなった「笹百合」という題名の絵です。佃喜翔先生によれば、朝焼けのころ、笹百合を摘みに来た少女を描いた作品とのこと。笹百合は、日本固有種の百合で、本州中部から九州に分布しているらしいです。いつか実物の笹百合を見てみたいものです。



1枚目に比べると結構簡単に描けるようにも思えましたが、実は、細かい箇所の塗分けが多くて、割と難儀しました。最初帯と前掛けの部分を勘違いしたりと、いろいろ悩みながらの制作になりました。失敗してしまった部分もあるけれど、自分では気に入っています。



6月7日の講習会終了後、仕事が忙しく、絵のほうは1か月も放りっぱなしのまま、7月に入ってから子供の頃の夏休みの宿題のごとく、貼り付け作業の2日前までかかって、ようやく完成させました。 ↓は今年も絵を描き始めると、なぜか邪魔をしにくる猫のマリさん・・・


今年も模写させていただいた佃喜翔先生、そして、講習会でお世話になった先生方、講習生の皆さん、本当にありがとうございました。
皆様、どうぞ、8月5日から7日までの湯沢七夕絵灯ろうまつりにいらしてください。
お待ちしています。