今年も下半期に入りました。
7月1日から7月7日まで全国安全週間です。これは、労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組む週間となっています。
この機会に職場における労働災害防止活動の大切さを再認識し、積極的に安全活動に取り組みましょう。
私は、社労士になってから、つい立ち止まって建設工事の現場の前に設置している労災保険関係成立票を見てしまいます。なんだか、部外者なのに変な人と思われてしまいそうですが、他に見ている人は、そこで実際に働いている現場の人か、労働基準監督署関係の人ぐらいではないでしょうか?
はっと気づいた社労士としての私の癖でした。 🙂
労災は、労災保険の対象となる業務災害と通勤災害の2種類に分けられます。
厚労省によれば、昨年、仕事が原因で心の病にかかり、労災認定されたケースは498件で、1983年の調査開始以来、最高だったようです。
労災認定の内訳は、精神疾患の原因で「嫌がらせやいじめ、暴行」が74件で最多、「仕事内容や量の変化」が63件、「2週間以上にわたる連続勤務」も47件あったとのこと。
知り合いの人から聞いた話ですが、東京のとある理容チェーンのお店に勤めている娘さんが8月にそちら関係の国家試験を控えているにもかかわらず、店の経営者が資格を取らせたくなくて、今年に入ってから、住んでいるところから一番遠いお店に転勤させ、なおかつ学科試験の勉強をする暇もないほど、夜遅くまで残業をさせるそうです。
最初、入ったときは、資格がとれるまで全面的に協力するという話や、社会的な奉仕活動にも力を入れているなどと調子のよいことを並べていたそうですが、結局のところ、資格を取ると給料を上げてやらなければいけないとか、独立されて人手不足になるとか、そういった目先の利益だけに走ってしまう経営者も少なからずまだまだいるということのようです。
もう一つ、違う人から聞いた話では、サービス業の事業所の総務課の管理監督者になっている女性が、社長に休み過ぎだと言われたそうです。その人は、自分の仕事はきっちりこなし、休みも他の従業員と同じぐらいに取っているに過ぎません。管理監督者であるから、毎日、休みもとらず働けと言うこと自体、間違っていると思います。
社会の意識を少しずつ変えていかなければならないことが、まだまだあるようです。
コメント
こんにちは。いつもブログ、拝見しています。私達夫婦も現場屋の癖で他現場の労災保険・建築確認・施工体制表等をつい見入ってしまいます
凛ちゃん達は県北にいらっしゃることはないのですか?いつかお会いしてみたいです。
安さん、こんにちは!
ドゥードルサイトのトップブロガーの安ちゃん家に、見ていただいていたなんて光栄です。やはり現場の方は表示を気にして見ていらっしゃるんですね。安ちゃんは、安全・安心の「安」で、お守りですね。
県北には、あまりご縁がなくて行ったことがないのですが、ぜひ機会を作って行ってみたいと思っています。その際には、よろしくお願いいたします。
藤原 温子