判断能力のなくなったときの財産管理はどうしますか!?

今朝から雪が降っていて、ずいぶん雪国らしくなってきました。

そこでへぼ俳句を一句

「初雪の慣れたる顔で積もりおり」 by 晴れこまち

どなたか添削していただけるとありがたいです。(*ノωノ)

ところで、今日は家族の日なのだそうですが、もし、家族のだれかが認知症になってしまったら、あるいはケガや病気が原因で大きな障害をかかえて、意思の疎通が困難になってしまったらどうしたらよいのでしょうか?また、自分自身についても、まだ大丈夫と思っても明日は何が起こるかわからないですよね。

まず、病気の治療や進行を遅らせるために、医療機関を受診されると思いますが、治癒しない場合は、介護が始まりますね。介護は24時間待ったなしで、ほとんどの場合それがいつまで続くかわからない。施設にあずけられる場合もありますが、なかなか空きがなかったり、順番待ちという話をよく聞きます。最近では、有料老人ホームの倒産、撤退なんていう話も聞きます。いろいろとままならない事態が出てきたりして、心身ともに介護するほうの疲労もたまっていき、さらには親族間の意見の違いで関係がこじれたりなんてことにも、なりかねません。

そんなときに、頼りになるのが成年後見制度です。

成年後見制度は実際の介護をお手伝いする制度ではありませんが、判断能力がなくなった人や衰えた人を支え、不動産や預貯金などの財産を管理したり、介護サービスや施設入所の契約を代わりに結んでくれたりします。また、高齢者を悪徳商法から守ってくれたりもします。

成年後見制度は、本人、配偶者、4親等以内の親族、市町村長の申立てを受けて、家庭裁判所が職権で成年後見人を選任します。

私も、秋田県社労士成年後見センターの一員として、センターから家裁に提出されている名簿に名前を載せています。成年後見は社労士の固有業務ではありませんが、年金をはじめとする社会保険関係の仕事は幅が広く、まさにそのために動くことができる土台はしっかりとしています。

高齢の親御さんと離れて暮らしていらっしゃるような場合は、一度制度の利用を考えてみてはいかがでしょうか?