社会保険(健康保険・厚生年金保険)は、法人の事業所は強制加入です。
個人経営でも常時5人以上の従業員を使用している場合(非適用業種を除く)は強制加入となります。
社会保険に加入する従業員の最大のメリットは、何でしょうか?
将来、もらえる厚生年金額が増えることでしょうか?
社会保険料の半分を事業主が出してくれることでしょうか?
確かに、それもありますが、
私は病気やケガ(業務上の原因を除く)、あるいは出産で会社を休んで給料が出ない場合に、
給料の3分の2を支給してくれる傷病手当金や出産手当金が受けられることだと思います。
国民健康保険では、このような制度はありません。
生命保険や医療保険に入っていて、より手厚い保障をもらう人もいるかもしれません。
でも公平性という観点から考えると、やっぱりいざという時の社会保険は頼りになります。
最近は、未加入事業所への勧奨も日に日に強いものになっているようです。
事業主にとっても従業員は大切な存在、従業員なしでは会社は回りません。
従業員のいざというときのために備えるのも、事業主にとっての大事な責務です。